第8回「京のおばんざい」

いなり寿し 完成写真

材料

・すし揚げ
・昆布だし
・砂糖
・酒
・薄口醤油
・湯
・米
(2合で10~15個分)
・水
(2合やや少なめ)
・甘酢
・塩 少々
・干し椎茸の煮しめ
・金時人参 
・おの実もしくはごま

いなり寿し

調理方法

  1. すし揚げは、ざるに広げて熱湯をかけ油抜きする。
  2. 鍋に昆布だし、酒、1を入れ中火で煮込む。砂糖、薄口醤油で調味し、時々煮汁をかけながら煮る。
  3. 粗熱がとれたら、2を対角に切り、袋状に開く。
  4. 米を洗い、水をやや控えて炊飯する。金時人参は細かく切り、ゆでる。そして干し椎茸の煮しめは薄切りにする。
  5. 炊飯した米をすし桶に入れ、うちわで扇ぎながら、甘酢を入れて杓文字で切るように混ぜる。さらに1の金時人参、干し椎茸煮しめ、ごまを混ぜ合わせる。(味見をして甘味が強い場合、塩を加える)
  6. 3の煮汁を軽くきり、俵形ににぎった5を入れ、包む。
いなりの中身いなり寿しの具材の割合はお好みによります。具は他にごぼうを入れるなどがあります。普通は麻の実(おの実)ですが、今回はごまを使用しました。
こぶだしをとった昆布をのせて、冷めるまでしっかりと味を含ませます。

菜餅 完成写真

材料

・畠菜
・鰹だし
・砂糖
・酒
・薄口醤油
・サラダ油
・餅
・柚子皮

菜餅

調理方法

  1. 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、砂糖を入れ、根元から静かに畠菜をゆで(のの字をかく程度)、冷水にとる。
  2. 1の水気をしぼり3~4cmに切る。
  3. 鍋に2を入れ、から煎りし、水気がなくなったら、サラダ油を入れて炒め、鰹だしを注ぎ煮込む。
  4. 3に砂糖、酒、薄口醤油を入れて味を調え、そこに餅を加え柔らかくなるまで煮る。器に盛り、柚子皮の千切りをのせる。
いなりの中身今の時期にしかない京野菜の畠菜で、独特の苦みが特徴です。
「苦みは甘みをもって制す」ことから、塩でなく砂糖でゆでます。
こぶ鍋でから煎りして、サラダ油を入れることで油とびを防ぎます。

畠菜からし和え 完成写真

材料

・畠菜
・油揚げ
・練りからし
・濃口醤油
・みりん
・砂糖

畠菜からし和え

調理方法

  1. 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、砂糖を入れ、根元から静かに畠菜をゆで(のの字をかく程度)、冷水にとる。
  2. 1の水気をしぼり3~4cmに切る。油揚げを網で炙り細く切る。
  3. 練りからし、濃口醤油、みりん、砂糖を混ぜ合わせる。
  4. 大きめの器に2を入れ、3を味をみながら適量を加え和える。
  5. 昔、からしは怒りながら練るとよく効くと言われました。力を入れて手早く練りましょう。
    畠菜からし和え・補足

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なつかしいべっこう飴 完成写真

材料

・グラニュー糖 250cc
・水 225cc
・クッキングペーパー
・食用花 適宜

なつかしいべっこう飴

調理方法

  1. クッキングシートの上に、菜花、梅の花を置く。
  2. 水とグラニュー糖を鍋に入れ、中火にかけ煮詰める。
  3. うっすらと色づいてきたら、かきまぜず鍋を大きく回し、均等な色にして火を止める。(焦げ過ぎるように感じたら、すぐに濡れ布巾の上に鍋を置いて少し冷ます)
  4. 3を1の花の上に流す。

教室では先生のご自宅に咲く梅の花を入れてべっこう飴を作りました。