郷土料理研究家 今井幸代先生料理教室 第22回「京のおばんざい」

鰊との煮焚き物

鰊との煮焚き物写真

材料

  • 茄子
  • かつお出汁
  • 砂糖
  • 濃口醤油
  • 一味唐辛子

作り方

  1. 茄子は、縦に半分に切り、25~35の切り目を幅1ミリぐらいで細かく入れ、水にさらす。
  2. 大きな鍋でお湯を沸かし、その中に1の茄子を入れて、強火で茹でる。色が変わったら、いったん、茄子を取り出す。
  3. 茹で汁を捨て、大きな鍋に茄子を戻し、切り口を下にして並べる。
  4. 3にかつお出汁をひたひたになるまで注ぎ、砂糖を加える。
  5. 落し蓋をして強火で焚く。薄口醤油と一味唐辛子で調味する。
  6. 鰊は食べやすい大きさに切り、熱湯で一度茹でる。
  7. 汁気を捨て、かつお出汁を加えて焚き、砂糖と濃口醤油で味付けする。
  8. 7の鰊を5の鍋に入れて、合わせる。皿に盛って、一味唐辛子を散らす。

こんなおばんざいもいただきました!

きゅうりのぬか漬け キャベツのサラダ

今井先生の手作りのぬか漬けと、先月教わったキャベツのサラダがさっぱりとして暑い毎日に食欲を刺激します。

きゅうりのぬか漬け キャベツのサラダ写真

からしあえ

からしあえ写真

材料

  • なす
  • 和からし
  • 砂糖
  • 薄口醤油

作り方

  1. 茄子は縦に半分に切り、幅5ミリぐらいの半月切りにする。
  2. 1の茄子に塩を振り、ビニールに入れ、重石をし、水気を切る。(ビニールの口を流しに垂らすと、水気がきりやすい)
  3. 鉢に和からしと砂糖を入れ、薄口醤油で溶く。
  4. 3の一部を別に取り分けておき、鉢に2の茄子を入れ、和える。
  5. 味を確認しながら、取り分けた和からしを少しずつ加えて、調味する。
  6. 小鉢に高く盛る。

じゃこ茄子

じゃこ茄子写真

材料

  • 茄子
  • ちりめんじゃこ
  • 薄口醤油
  • 一味唐辛子

作り方

  1. 茄子は縦に半分に切り、幅5ミリぐらいの半月切りにする。
  2. 油を引かずに、フライパンで強火で空煎りし、
    しんなりしたら脇に寄せて、フライパンの半分にちりめんじゃこを入れて、フライパンを傾ける。
    (左写真を参考にしてください)
  3. ちりめんじゃこに酒を振りかけ、しばらく分けたまま炒めてから、全体を炒め合わせる。
  4. 薄口醤油と一味唐辛子で、調味する。小鉢に高く盛る。

お高野のふくませ煮

お高野のふくませ煮写真

材料

  • 高野豆腐
  • かつお出汁
  • 砂糖
  • もみじ
  • オクラ
  • 生麩

作り方

  1. 高野豆腐はぬるま湯で戻す。手のひらで一つずつ挟むように押して、8~10回はぬるま湯を変え、丁寧に戻す。
  2. 大きな鍋に隙間をあけて、高野豆腐を並べ、
    砂糖を煮立てたかつお出汁を静かに注ぐ。
  3. 中火で焚き、かつお出汁をしっかりふくませる。
  4. 高野豆腐を中皿に盛り、もみじや茹でたオクラや生麩で飾る。

みたらしだんご

みたらしだんご写真
みたらしだんごは、京都の下鴨神社境内にある御手洗川にちなんで作られたと言われています。黒糖のやさしい甘さが、懐かしい味です。

材料

  • 黒糖
  • 三温糖
  • くず粉
  • もち粉
  • きな粉

作り方

  1. 行平鍋に、黒糖と三温糖少々を水で溶き、火にかけて焦げないように、杓文字でかき混ぜながら、じっくり溶かす。お玉ですくい高いところから繰り返し注ぎ、湯返しするように空気をふくませると、きれいな色になる。
  2. 別の鍋にくず粉を入れ、1の砂糖汁の一部を注ぎ入れて、中火で溶かす。
    くず粉が固まるほど熱いときは、濡れ布巾の上で時々鍋を休ませながら、かき混ぜる。
  3. 2が溶けたら、1に混ぜて、とろみのあるたれを作る。
  4. もち粉をボールに入れ、お湯を少しずつ注ぎ、耳たぶぐらいの硬さまで捏ねる。
  5. お団子を丸めて、串をねじるように3つずつお団子を刺す。
  6. たっぷりのお湯を沸かし、5を茹でる。
  7. お湯から揚げたらすぐに、3のたれに潜らせ、
    きな粉をまぶす。